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2007年8月12日(日)開設
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寝台特急あけぼの号に乗車する[東北日本海側遠征①]
7月30日〜31日の話。
この日から8月2日にかけて、東北日本海側縦断旅行に行ってきました。初日となるこの日は、上野駅から2021レ"あけぼの"に全区間完乗し、青森へ向かいます。 旅の前にちょっと贅沢。町田からLSEの後ろ展望席に空席があったので、新宿まで乗車。地下化した下北沢を通過! 新宿で夕食を済ませ上野へ、13番線ホームにスタンバイ。少し遅れて推進回送が入線してきました。 長岡はEF64 1032号機にお世話になります。 ↑2021レ EF64 1032[長岡]+24系25形客車9B 寝台特急"あけぼの"@上野(以上2点) 推回が遅れていたこともあり、急いで車内へ。こちらが今夜のお宿。今回はB寝台個室の2階の部屋が取れました。 荷物を置いて一息つくと、列車はすぐに動き出しました。小窓から帰宅時間帯の都心のホームを優々と見下ろしながら、大宮に到着。大宮では石炭輸送列車の5783レを追い抜き、停車もほどほどにすぐに発車となります。 大宮を定刻に発車。翌日の行程を確認しつつ、列車は高崎線を軽快に進んであっという間に高崎に到着。翌日以降のことを考えるとさすがにマズいので、高崎から少し休むことにし、新前橋を通過した辺りで就寝…も、高崎で交代した機関士はあまり技量が無かったらしく、水上停車時の衝撃で起床。 水上を発車すると、人里離れた真っ暗な山中を進みます。次に起きたのは羽越本線の京ヶ瀬駅。こちらでは上り2022レ"あけぼの"と交換。 続いて村上。窓から外を覗くと、ちょうど115系が停泊していました。 越後早川では8002レ"トワイライトエクスプレス"と交換となりますが、この日はトワイライトが遅れていたため、交換待ちをして少し遅れて発車。この辺りから雨が降り出して少々青森の天候が心配に。 次に起きると仁賀保、この時には貨物等の遅れも関係しさらに遅延が拡大して約25分遅れになっていました。青森到着後のことも考えるとあまり遅延が拡大してしまうと困るのですが、なんとか少しずつ遅延が回復したため大丈夫でした。 秋田では男鹿線のキハを横目に。あけぼのからの乗り換え客を待ってからの発車、と車内アナウンス。 次の東能代でも、五能線が乗り換え客待ちをしていました。あけぼのは鉄道ファンや旅行客はもちろんですが、秋田・青森両県の地元住民の方々の需要もかなりありました。実際、廃止後には空港利用客が増加したという話も聞きます。あけぼの廃止の影響はやはり少なからず出ているようです。 東能代を発車すると雨も止み、車窓には田んぼが広がっていました。 秋田発車後には乗客も大分少なくなり、車内が落ち着いてきたので各寝台の様子を見ていきます。こちらが今回利用した個室B寝台"ソロ"の通路、両側に個室が配置されており人がすれ違えないほどの狭さです。定期時代には5・6号車に連結されていました。 こちらは開放式B寝台。2段構造の最も標準的な寝台スタイルです。定期時代は2〜4号車の連結でした。羽後本荘〜青森間では"立席特急券"を利用すると、寝台は使用できないものの特急列車としての乗車が可能でした。こちらもそこそこ利用客も多く、廃止後には代替の快速列車が運転されています。 そしてこちらがあけぼのの編成中では最もグレードが高い、A寝台個室"シングルデラックス"7号車に連結されていました。臨時化後は連結されなくなり、青森のオロネ24の定期運用が無くなってしまいました。 そういうしているうちに大館を発車。大館駅の青森方には使われなくなった転車台が残っていました。大館機関区時代のものだそうです。 各停車駅も1分未満の停車時間で発車し、新青森には約12分遅れで到着。いよいよあけぼのの旅路も終盤、降りる支度を済ませ、きっちり車内放送も収録。途中遅れこそ発生したものの、抑止や途中打ち切りにはならず、無事に終点・青森駅に到着しました。夏とはいえ、長区間の運転となる"あけぼの"の安定した定時運行がいかに大変なことなのか実感。臨時として最初の運転となるGWの"あけぼの"は乗車率も良かったようで、臨時列車を恒久的に運転してもらうためにも、何よりもまず利用することが一番重要ですね。夏臨は予想以上に設定がありますので、利用される方も多いのではないかと思います。 青森駅到着後は、DE10牽引で青森車両センターに引き上げます。789系特急"スーパー白鳥"との並び。 ↑構回2021レ DE10 1109[青]+24系25形客車9B&4001M 789系HE-106編成"特急スーパー白鳥1号"@青森 スーパー白鳥発車後に4番線から。旋回窓の寒冷地仕様の厳ついDE10、さすが雪国。これもまた渋〜い編成で楽しい。 ↑構回2021レ DE10 1109[青]+24系25形客車9B@青森 あけぼのの入庫を見届け、改札口を出てまずは"メモリアルシップ八甲田丸"に向かいます。続く。 PR コメントを投稿する
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