8月2日の話。前回記事の続きです。

酒田駅から特急"いなほ6号"に乗車して新発田駅に到着。ここでは、昼食を摂った後新発田東公園のD51 512号機を訪問。

・車歴
製造年月日　1940年11月14日
製造所　国鉄大宮工場
1940年11月14日　新津機関区
1972年10月3日　新津機関区で廃車

D-51型式機関車は製造初年が昭和15年で貨物車としては最大の傑作であり、建造総数も1100両を越え国鉄の代表的機関車であります。D-51 512号機は昭和15年に製造されると同時に新鉄局新津機関区に配属され昭和47年10月用途廃止になるまで32年間も同一機関区で活躍していたもので数多い機関車のなかでも珍らしいケースであります
昭和47年10月羽越線電化完成に伴い廃車となりましたがその走行距離は地球を51周するという記録をもっています。(案内板より)

案内板の文章でも触れられていますが、生涯を新津機関区で過ごした非常に珍しいカマです。定期的に整備されているようで、上屋もあり状態は非常に良好です。

 

動輪は塗装されていますが、塗装は薄く刻印も確認できました。



側面プレート周り。柵に囲まれており、通常公開もされていないためキャブ内はほとんどの部品が残っていました。



後ろから。炭水車の塗装は少々疲れが見えていました。



全体的にしっとりとした塗装の仕上がりで、動輪の赤さえ無ければ一見現役機にも見える保存車両の中でも非常に良いカマです。これからもゆかりのある新潟の地で末永く保存されることを望みます。



この後は、白新線の普通列車に乗って黒山〜佐々木間の撮影地で485系"いなほ"を撮影します。続く。