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2007年8月12日(日)開設
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梅小路蒸気機関車館の保存車(1)
8月10日の話。前回記事の続きです。

大阪環状線を撮影した後は、梅小路蒸気機関車館へ。旧二条駅舎が使われているエントランス。



エントランス前には、C57 88の動輪。

・車歴
製造年月日 1939年3月5日
製作所 日立製作所笠戸工場
19**年 水戸機関区
1971年9月28日 紀伊田辺機関区
1972年5月1日 紀伊田辺機関区にて廃車



しっかりと刻印も残っています。



それでは、館内に入っていきます。続きからどうぞ。

拍手

C55 1号機。

・車歴
製造年月日 1935年3月29日
製造所 川崎車輌
1935年4月21日 小樽築港機関区
1947年9月9日 旭川機関区
1958年9月22日 室蘭機関区
1968年9月21日 旭川機関区
1970年5月14日 苗穂工場にて全検を受ける
1971年11月16日 梅小路機関区
〜動態保存〜
1979年3月28日 梅小路機関区にて廃車

案内板はなし。



刻印。他にC57 140・C57 55の刻印も確認しました。



プレート回り。



炭水車側からも。



続いて、C53 45号機。

・車歴
製造年月日 1928年11月2日
製造所 汽車製造
192*年 梅小路機関区
1938年 姫路機関区
1943年 宮原機関区
1950年6月29日 梅小路機関区にて廃車
〜国鉄吹田教習所にて保存〜
1961年9月21日 公式試運転を鷹取〜吹田間で実施
〜交通科学博物館にて保存〜
19**年 梅小路蒸気機関車館に移設、保存

1928年(昭和3)から1930年(昭和5)にかけて97両が製造された、国産で唯一の3シリンダーを持つ大型の旅客用機関車です。当機は、東海道・山陽本線の特急から普通列車まで幅広く活躍していました。しかし、構造が複雑で保守が困難なため、C59形と入れ替わり引退となりました。その後、1961年(昭和36)に復元、交通科学博物館に展示されていましたが、当館の開館時に移されました。
                              (案内板より)



側面。ちなみに、プレートが交通科学博物館・共栄興業さんにも保存されているのを確認しました。



ぜひとも動態復元を期待したいカマですね。



続いて、C59 164号機。

・車歴
製造年月日 1946年8月10日
製造所 日立製作所笠戸工場
1946年8月16日 梅小路機関区
1950年8月11日 糸崎機関区
1972年10月2日 梅小路機関区
1979年3月28日 梅小路機関区にて廃車

1941年(昭和15)から1947年(昭和22)にかけて173両が製造された大型の旅客用機関車です。東海道本線の電化まで「つばめ」・「かもめ」・「富士」・「さくら」などの特急列車をけん引し、東海道・山陽本線などで活躍しました。当機は、梅小路と糸崎に所属し、移動履歴の少ない機関車でありました。
                              (案内版より)



C59 175の刻印の上から押された、164号機の刻印。



キャブ内の状態は良し。



後ろから。



続いて、D52 468号機。

・車歴
製造年月日 1946年2月19日
製造所 三菱重工三原工場
1949年3月1日 沼津機関区
1956年 姫路第一機関区
1960年10月1日 五稜郭機関区
1967年3月4日 函館本線野田生~落部間にて土砂崩れ 脱線転覆 その後復活
1972年10月1日 梅小路機関区
1979年3月28日 梅小路機関区にて廃車

1943年(昭和18)から1946年(昭和21)にかけて285両が製造された日本最大で最強の貨物用機関車です。戦時中の石炭輸送などを目的にD51形の1000tのけん引を上回る1200tのけん引力を目標に設計されました。
 当機は、姫路や北海道の五稜郭などに所属し、貨物専用機として設計どおりの性能を発揮、マンモス機関車の名に恥じない活躍をしました。     (案内版より)

このカマは、D52のラストナンバー(最終製造機ではありません)。貨物列車の牽引で活躍した機関車。



キャブ内の状態も良好です。



後ろからも。反射板が付けられています。



続いて、D50 150号機。

・車歴
製造年月日 1926年3月20日
製造所 日立製作所笠戸工場
1926年3月28日 梅小路機関区
1927年12月11日 糸崎機関区
1928年3月12日 岡山機関区
1928年11月25日 姫路機関区
1930年10月1日 梅小路機関区
1931年12月21日 吹田機関区
1941年4月12日 大里機関区
1942年10月31日 直方機関区
1968年10月6日 若松機関区
1971年4月30日 筑豊本線にてさよなら運転
1979年3月28日 梅小路機関区にて廃車

1923年(大正12)から1931年(昭和6)にかけて380両が製造された大正期を代表する大型の貨物用機関車です。当機は、貨物輸送量の増加に伴い、9600形を上回る性能を求められて誕生しました。『デゴマル』の愛称で親しまれ、長く東海道・山陽本線で活躍しました。また、晩年は九州において普通列車、運炭列車としてD50形の中でも一番最後まで活躍した機関車です。     (案内版より)

新製直後は関西地区で細かな転属を繰り返したカマ。案内板には「東海道・山陽本線で長く活躍〜」とありますが、実際には九州で活躍していた年数の方が長いですね。



刻印は、D60 32だったり19939だったり・・・



やたらすっきりしているプレート回り。



炭水車側から。謎の階段が設置されています。



続いて、C58 1号機。

・車歴
製造年月日 1938年8月4日
製造所 汽車製造
1938年8月4日 新鶴見機関区
1949年4月1日 千葉機関区
1950年5月30日 北見機関区
1972年9月16日 梅小路機関区
〜SLやまぐち号を牽引〜
1986年5月30日 梅小路機関区にて廃車

1938年(昭和13)から1947年(昭和22)にかけて427両が製造された中型の客貨両用の機関車です。C57形に近いスピードとD51形に近いけん引力を兼ね備えていました。当機は、大宮や北見に所属し、全国各地のローカル線で活躍しました。                           (案内板より)

一時期はC57 1号機とともにSLやまぐち号を牽いたカマですが、ボイラーの不調により静態保存機となりました。お召し仕様で保存されていますが、実際にこのカマがお召し列車を牽引したことはありません。





デフには金の鳳凰。



今にも走り出しそうな雰囲気。



後ろから。



続いて、C51 239号機。

・車歴
製造年月 1927年3月
製造所 汽車製造
1927年3月19日 品川機関区 28938として使用開始
1928年10月1日 C51 239に改番
1928年11月6日 御召し列車牽引(昭和天皇即位 東京〜沼津間)
1933年10月22日 御召し列車牽引(陸軍大演習 東京〜沼津間)
1934年11月10日 御召し列車牽引(陸軍大演習 上野〜前橋間)
1941年4月1日 新鶴見機関区
1952年10月22日 御召し列車牽引
1953年5月6日 御召し列車牽引(千葉植樹祭)
1955年4月11日 直江津機関区
1958年10月2日 新津機関区
1959年7月1日 新潟機関区
1962年10月26日 新津機関区にて廃車
〜新潟学園で保存〜
1964年6月16日 新潟地震で被災、液状化現象により車体は前に傾く 後に復旧
1972年9月27日 梅小路機関区で保存開始

1919年(大正8)から1928年(昭和3)にかけて289両が製造された中型の旅客用機関車です。当機は、当時最大の1750mm動輪を初めて採用し、1930年(昭和5)に運転が始まった超特急「つばめ」をけん引した有名な機関車です。 また、お召し列車の専用指定機として104回も使用された機関車でもあります。
                               (案内版より)

こちらもお召し仕様で保存、昭和天皇即位時にもお召しを牽引した、大変栄誉な機関車。



日章旗掲出で展示。



後ろからも。



大変長くなってしまいましたので、(2)に続く。
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